カードのキャッシング枠利用は信用を失う?将来ローンが組めない事も

クレジットカードには、いまや必ずと言っていいほど付随しているキャッシング機能。全国のコンビニATMなどから、現金を簡単に引き出せるだけではなく、24時間それが可能になるのだから、利用している人も多いだろう。どういう時にこのキャッシング機能を使っているかというと、まずは店頭でクレジットカードの取り扱いがない時。現金払いのみのお店であるにもかかわらず、カードの取り扱いがないとなると、キャッシングで現金を借入するのがとても便利である。また、給料日を数日後に控えた金欠の状態の時に、急な出費を余儀なくされたときにもキャッシングはとても便利である。

借り入れをしても、返すめどがあるのであれば、キャッシングは何度でも利用していいのかというと、そうではない。実は、クレジットカード不随のキャッシング機能を頻繁に利用することで、将来的にローンを組む際などに信用情報に傷がつくというのである。これは一体どういうことなのであろうか。

そもそも、信用情報とはなんなのだろうか。これは、カードやローンを利用した履歴情報で、たとえ公共料金の支払いをクレジットでしたとしてもこの情報の一部に含まれる。さらに、属性情報といって、個人の年収や住宅、勤務先などの情報も信用情報の一部となる。将来的に大きな買い物をするためにローンを組もうと融資先を探した場合、その融資先が審査をする上で、基準にするためにこの信用情報を参考にする。

たとえ今まで、すべての借り入れやローンに対して、延滞することなく返済をしていたとしても、この信用情報上で、クレジットカードのキャッシング機能を、むやみやたらに利用した履歴が残っていたとしたら、融資する側は相手をどのような人間だと判断するだろうか。もしかしたら、後先考えずに借金をする人とか、お金をきちんと管理できない人、などとみなされてしまうかもしれない。そうなってしまうと、住宅や車など、将来本当に借金をしないといけなくなったときに、審査に引っかかって借りられなかったなんてことも、あり得ない話ではないのだ。

便利な機能だからといってあまりにむやみに利用していると、先の将来に響いてしまう可能性があるので、そのへんを考えながら計画的に使っていくべきである。

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